英会話が上達しない人に共通する『あること』|留学経験者が気づいた勉強法の落とし穴
TOEIC920点でも英会話に苦労した経験から、上達しない人に共通する『振り返りの欠如』について解説。スキマ時間や習慣化だけでは足りない、見落とされがちな学習法の落とし穴とは。
18歳でTOEIC920点を取った僕ですが、正直に言うと、英会話には長い間苦労していました。
点数だけ見ると「英語ができる人」に見えるかもしれません。でも実際は、アメリカの高校に留学していた頃、クラスメイトとの会話についていけず、毎日のように悔しい思いをしていました。
で、なぜ上達しなかったのか、今になって振り返ると1つの共通点に気づいたんです。
それは「振り返りができていなかった」ということでした。
よく言われる「上達しない理由」
英会話が上達しない理由として、よく挙げられるのはこんな内容です。
- スキマ時間を活用していない
- 習慣化できていない
- インプットばかりでアウトプットが足りない
- 目標設定が曖昧
これらは全て正しいと思います。実際、僕も留学中は「とにかく話す機会を増やせば伸びる」と思っていました。
でも、話す機会はあったんです。ホストファミリーとの食卓、アメフト部の練習、授業中のディスカッション。毎日英語を使う環境にいた。
それでも伸び悩んでいた。
見落とされがちな「振り返り」の問題
留学中、僕がずっと感じていたフラストレーションがあります。
「さっきの会話、なんて言えばよかったんだろう」
誰かと話した後、うまく言えなかったフレーズがあっても、会話は流れていってしまう。相手が何と言っていたかも、自分が何と答えたかも、時間が経つと曖昧になる。
復習しようにも、何を復習すればいいのかわからない。
これが、僕が「振り返りの欠如」と呼んでいる問題です。
英会話学習における『振り返り』とは
- 会話の中で言えなかったフレーズを特定する
- 相手の言葉で聞き取れなかった部分を確認する
- 「こう言えばよかった」という改善点を見つける
- 次の会話で試すべきことを明確にする
単なる「学習記録をつける」こととは違います。会話の内容そのものを振り返ることが重要です。
スポーツに例えると分かりやすい
話はいきなり逸れますが、スポーツの上達過程を考えてみてください。
野球でもサッカーでも、上達する人は必ず「振り返り」をしています。試合のビデオを見返して、自分のフォームをチェックする。うまくいったプレーと、失敗したプレーを分析する。
でも英会話では、これができない。
会話は録画されていないし、文字起こしもされていない。だから「なんとなく話した」「なんとなく通じた(気がする)」で終わってしまう。
これでは、同じミスを何度も繰り返してしまいます。
「たくさん話せば伸びる」の落とし穴
よく「英会話は量が大事」と言われます。確かに、話す量を増やすことは重要です。
でも、量だけでは不十分だと僕は思っています。
留学中の僕がまさにそうでした。毎日英語を話していたのに、なかなか上達しなかった。なぜなら、振り返りをせずに同じミスを繰り返していたから。
言ってしまえば、「練習試合を100回やっても、ビデオを見返さなければ同じミスを100回する」ようなものです。
量を増やすことと、質を上げることは、別の話なんです。
South Parkで気づいた「楽しさ」の重要性
ところで、僕のリスニング力が伸びたきっかけは、意外な場所にありました。
South Parkというアメリカのカートゥーンです。(内容はかなりきわどいので、万人にはおすすめできませんが)
教科書や参考書では眠くなっていた僕が、South Parkは夢中で観ていました。ネイティブの自然な会話スピード、スラング、冗談。「あ、こういう場面ではこう言うんだ」という発見が沢山ありました。
自分で言うのもなんですが、これは大きな気づきでした。
楽しいと感じるコンテンツでなければ、続かない。
英語学習のアドバイスとして「興味のあるコンテンツを選びましょう」とよく言われますが、これは本当にその通りだと思います。義務感だけで続けられるほど、英語学習は甘くない。
振り返りと楽しさ、両方が必要
結局のところ、英会話が上達するためには2つのことが必要だと僕は考えています。
- 会話を振り返る仕組み
- 続けたいと思える楽しさ
習慣化やスキマ時間の活用も大事ですが、それは「続ける」ための話。「上達する」ためには、やはり振り返りが欠かせません。
そして振り返りを続けるためには、そもそも学習自体が楽しくないといけない。
この2つが揃って初めて、英会話は上達していくのだと思います。
今日からできること
最後に、振り返りを取り入れるために今日からできることを挙げておきます。
- オンライン英会話のレッスンを録音する(許可を取った上で)
- 会話後すぐに「言えなかったフレーズ」をメモする
- 週に1回、そのメモを見返して練習する
完璧にやろうとしなくて大丈夫です。「なんとなく話して終わり」から、「少しでも振り返る」に変えるだけで、学習効率は大きく変わるはずです。
英会話の上達は、一朝一夕にはいきません。
でも、振り返りの習慣さえ身につければ、同じ時間をかけてもより効率的に伸びていける。少なくとも僕はそう信じています。
この記事が、英会話学習で悩んでいる誰かの参考になれば嬉しいです。