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50代から英語を始めるなら、この3つは捨てていい|大人の学習で本当に必要なこと

50代からの英語学習で挫折しないために、捨てるべき3つのこと。完璧な発音、英会話スクール、人前で話す恥ずかしさ。本当に必要なのは基礎文法の復習と毎日のアウトプットです。

12 min read
keita

「50代から英語を始めても、もう遅いんじゃないか」

正直、僕もそう思っていました。

大学時代、英語を教えるアルバイトをしていた時に出会った方がいます。50代で英語学習を始めた方でした。

最初に会った時、その方は言いました。「海外旅行で困らない程度に話せるようになりたい。でも、この歳から始めて意味があるのか不安で」

僕は当時、正直なところ半信半疑でした。50代から始めて、本当に話せるようになるのか、と。

でも、その方は変わりました。中学英語の文法を一緒に復習していくうちに、みるみる自信がついていった。「あ、こういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間が何度もあって、その度に表情が明るくなるのを見て、僕の考えは完全に変わりました。

50代からでも、英語は話せるようになる。

ただし、20代と同じ学習法では難しい。年齢に合った「やり方」があります。

そして、その「やり方」で最も大事なのは、何をするかではなく、何を捨てるかだと思っています。


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50代の英語学習で「捨てていい」3つのこと

50代から英語を始めようとする方の多くが、最初からハードルを上げすぎています。

「完璧な発音を身につけたい」「ネイティブみたいに話したい」「英会話スクールに通わないと」

その気持ちはわかります。でも、これらを追い求めるほど、挫折する確率が上がります。

まずは、捨てていいものを明確にしましょう。


1. 完璧な発音を目指す必要はない

「日本人訛りの英語は恥ずかしい」

そう思っていませんか?

正直に言うと、発音は「通じればOK」です

世界で英語を話す人の約8割は非ネイティブ。インド訛り、中国訛り、フランス訛り。みんな堂々と話しています。日本人だけが発音を気にしすぎている、というのが僕の感想です。

研究でも証明されている

第二言語習得研究では、大人が「ネイティブ並みの発音」を習得するのは非常に難しいことがわかっています。発音に完璧を求めるより、語彙と文法を固めた方が、圧倒的にコミュニケーション力は上がります

もちろん、最低限の発音ルール(RとLの違いなど)は押さえた方がいい。でも、ネイティブと同じ発音を目指す必要はありません。

その時間があるなら、文法の復習に使った方がいい。


2. 英会話スクールに通う必要はない

「英語を話せるようになりたいなら、英会話スクールに通うべきだ」

これ、半分正解で半分間違いです。

英会話スクールは、確かに効果があります。ネイティブ講師と話す機会は貴重です。

でも、週1回のレッスンでは、話せるようになるまでに相当な時間がかかります

計算してみてください。週1回、50分のレッスン。年間で約43時間。これは、1日30分練習すれば2ヶ月で到達する量です。

英会話スクールの問題は、レッスン以外の時間に何をするか、という設計がないことです。週1回のレッスンで「話す練習」をして、残りの6日間は何もしない。これでは伸びにくい。

大事なのは、毎日少しずつでもアウトプットする習慣を作ること。週1回の集中より、毎日10分の方が効果的です。


3. 人前で話す「恥ずかしさ」を乗り越える必要はない

これが一番大きいかもしれません。

「間違えたら恥ずかしい」「発音を笑われたらどうしよう」

50代の方に多いのが、この「恥ずかしさ」の壁です。

若い頃なら「失敗しても平気」で済んだかもしれない。でも、社会人として長年やってきた方ほど、「できない自分」を見せるのに抵抗があるのは当然です。

ここで僕が言いたいのは、「恥ずかしさを乗り越えろ」ではありません

恥ずかしくない環境を選べばいい、ということです。

最近はAI英会話という選択肢があります。人間ではなくAIが相手なので、間違えても誰にも見られない。発音がおかしくても笑われない。何度でも同じフレーズを練習できる。

「恥ずかしさを克服しよう」と自分を追い込むより、恥ずかしくない場所で練習量を稼ぐ方が、よっぽど効率的です。


じゃあ、50代は何をすればいいのか

捨てるものがわかったら、次は「やるべきこと」です。

シンプルに言うと、この2つだけ。

1. 中学英語の文法を復習する

50代の方の多くは、文法の基礎がすでにあります。中学・高校で習ったはずです。

問題は、それが「錆びついている」こと。

最初にやるべきは、中学レベルの文法を復習すること。be動詞、一般動詞、時制、助動詞、前置詞。このあたりを改めて整理すると、「あ、こういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間があります。

冒頭で紹介した知人の方も、まさにそうでした。「学生時代は丸暗記で乗り切ってたけど、今ちゃんと理解すると全然違う」と言っていたのを覚えています。

文法がわかっていると、英会話の上達スピードが全然違います。

なぜなら、「なんとなく」ではなく「わかって」話せるから。

2. 毎日10分、アウトプットする

文法を復習したら、次はアウトプット。

ここで大事なのは、毎日少しずつということ。

週末にまとめて2時間やるより、毎日10分を7日間続ける方が効果的です。記憶の定着には「繰り返し」が必要だからです。

アウトプットの方法は何でもいい。独り言で英語を話す、AI英会話で練習する、瞬間英作文をやる。自分に合った方法を選んでください。


50代の強みを活かす

最後に、50代ならではの強みについても触れておきます。

人生経験がある。これは大きなアドバンテージです。

英語を学ぶとき、「何を話すか」がないと練習になりません。20代の若者と違って、50代には話すネタがたくさんある。仕事の経験、趣味、家族のこと、旅行の思い出。

この「話したいこと」があるというのは、英語学習において強力な武器になります。

また、学習の目的が明確な人が多いのも50代の特徴です。「なんとなく英語ができたらいいな」ではなく、「海外旅行で困らない程度に話したい」「子供と一緒に英語を学びたい」など、具体的な目標がある。

目標が明確だと、学習の方向性がブレにくい。これも大きな強みです。


まとめ

50代から英語を始めるなら、まずは「捨てるもの」を明確にすること。

  • 完璧な発音を目指す必要はない
  • 英会話スクールに通う必要はない
  • 恥ずかしさを乗り越える必要はない

その上で、中学英語の復習毎日のアウトプットに集中する。

冒頭で紹介した知人の方は、1年後には海外旅行で現地の人と会話を楽しめるようになっていました。「あの時、始めてよかった」と言ってくれた時、僕は本当に嬉しかった。

50代からでも、遅くない。むしろ、今日が一番若い日です。

この記事が、50代から英語学習を始めようとしている方の背中を押せたら嬉しいです。